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2006年6月30日 (金)

ツールが街にやってきた!

Quai  2006年ツールのグラン・デパール地はドイツ国境のストラスブール。その隣国で行われているサッカー世界大戦のおかげで、チームプレゼンテーションはいつもよりも1日早い木曜日に行われた。

 週末にはちょっぴり早いとはいえ、18:30から行われたプレゼンテーションには鈴なりの人・人・人。特にストラスブール市内をゆったりと流れるリル川のほとりで選手たちのお披露目が行われたため、対岸からファンはじっくりと眺めることが出来たようだ。しかも選手たちは船に乗って登場し、船に乗って退場。つまり上流から下流まで、街のいたるところで選手の姿が堪能できた。

 しかしツールを受け入れるのも、住民にとっては楽じゃない。28日午後からすでに道路閉鎖があちこちで始まり、29日は町外れの大会本部周辺とプレゼンテーションが行われた市中心部は道路閉鎖+路駐完全禁止。そして7月1日と2日は、実際に街中でステージが行われるため、ほぼ全市の交通網が麻痺するのだろう。

Moreau  とはいっても、ストラスブールはフランスでも指折りの自転車都市。街のいたるところに自転車専用レーンが敷かれ、車の渋滞を横目に、たくさんのサイクリストたちが通りを颯爽と走り抜けていた。

(写真上:かわいい木組みの家で有名な川岸に、観客達が詰め掛けた。
写真下:ストラスブールからそれほど遠くない町で生まれ育ったモローには、多くの声援が飛んでいた。)

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2006年6月28日 (水)

プロローグの夜は…サッカー!

 フランスサッカー代表が、W杯で準々決勝進出を決めた。試合終了後から1時間以上たっても、(まるで優勝したかのように)パリではあちこちでクラクションが鳴り響き、若者達の歌い声こだましている。まあ4年前の屈辱を思えば、待ち焦がれた勝利への喜びが爆発するのも当然か。

 そのフランス代表が準々決勝ブラジル戦に挑むのが、7月1日の現地時間21時。なんと、ツール・ド・フランスの初日プロローグの夜である。フランス選手やフランス人ジャーナリストたち、そしてもちろん全てのフランススポーツファンが、きっとツール初日の疲れそっちのけでTVにかじりつくことだろう。

 ツール開催委員会もその辺はよ~く了解済み。例年プロローグは夕方遅い時間帯に行われるものだが、今年はW杯時間に合わせて16時15分頃には終了する予定だ。おかげでレース後にそれぞれの仕事を終えて、落ち着いてサッカーに集中することが出来るというわけ。

 ちなみにプロトン内に多数送り込んでいるドイツとイタリアは、それぞれプロローグ前日の17時と21時がキックオフ。特にイタリア戦は終了が23時だから、興奮して選手たちが寝不足になったりしないといいけれど。

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2006年6月27日 (火)

ヴィノクロフのツール出場危うし!

 6月26日(月)、ツール・ド・フランス開催委員会が、アスタナ・ウルト(旧リバティセグロス・ウルト)に自ら出場辞退するよう申し出た。UCIから正式にアスタナ新スポンサーが認められ、新ジャージがお披露目され、これでツール出場にゴーサインが出たと思った途端の青天の霹靂(青天ではなかったかもしれないが)。しかもアスタナが自ら出場辞退しなかった場合は、ツール側がスポーツ調停委員会に異議申し立てをするだろうというおまけ付き。

 これは98年フェスティナ事件で大ダメージを受け、ほんの少しの疑惑でも排除しようと努めてきたツール・ド・フランス側の、強い意思表示である(確か当時も、規則によりツール側がフェスティナを失格にすることは出来ず、大会委員長ルブラン氏が選手たち自ら大会を去るよう説得したのだった)。2004年ツールでは、警察の調書リストに載っているというだけで「潔白」のディルーカを出場拒否し、論議を醸し出している。

 しかしヴィノクロフはどうなるの!?ツール優勝を目指すために、Tモバイルを離れて新天地にたどり着き、自らの影響力でスポンサーも探してきたというのに。気になる最終的な出場可否については、おそらく直前まで答えが出ないことだろう。

 いずれにせよレース後3キロでボイコットになったスペイン選手権の例から見ても、アスタナ・ウルトの処遇がどうなるにせよ、2006年ツール・ド・フランスでは何かとんでもないことが起こるかもしれない……。

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2006年6月26日 (月)

各国チャンピオン誕生。

 先週末には世界のあちこちで、各国選手権が行われた。つまりツール・ド・フランスでは、新たなナショナル・チャンピオンジャージをまとった選手たちを発見することができるのだ!ちなみにTTチャンピオンは個人タイムトライアルで、ルートチャンピオンは通常ステージで、各国国旗を彩ったジャージを着用する。

<ツール出場予定のチャンピオンたち>

■フランス
ルート ブラール(ケース・デパーニュ)
TT シャヴァネル(コフィディス)

■オランダ
ルート ボーヘルト(ラボバンク)
TT クレメント(ブイグテレコム)

■カザフスタン
ルート カシェキン(アスタナ・ウルト)

■ドイツ
TT ラング(ゲロルシュタイナー)

■イタリア
TT ブルセギン(ランプレ)

■スウェーデン
ルート ロヴクリスト(フランセーズ・デ・ジュー)

<ツールには出場しないけれど……、プロツールで会いましょう!>

■イタリア
ルート ベッティーニ(クイックステップ)

■スイス
ルート ラスト(フォナック)
TT カンチェラーラ(CSC)

■ルクセンブルク
ルート キルシェン(Tモバイル)

■日本
TT&ルート 別府史之(ディスカバリーチャンネル)

<ドーピング禍まだまだ続く>

■スペイン
ルート ドーピング関連の新聞記事に反発して、3km地点でボイコット。

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2006年6月25日 (日)

レキップの懲りない面々

 前日ルモンド紙に内容をすっぱ抜かれてしまったが、ツール開幕をちょうど1週間後に控えた24日土曜日、レキップ・マガジンがアームストロングのドーピング問題を再び蒸し返した。雑誌の表紙は黄色地に黒いアームストロング横顔のシルエット。その横顔の中には、がん検診の際に彼が発したといわれる疑惑のセリフが。

 しかし毎年ツール前になると、フランスでは思い出したようにドーピング関連本が出版されたりTV討論会が放送されたりする。もちろんドーピング問題は避けては通れない話だけれど、なぜよりによってこの時期に?98年フェスティナ事件以降、「でも自転車選手ってみんなドーピングしているんでしょう?」というセリフがうんざりするほど飛び交い続けているのは、執拗にドーピング(しかも他国選手ばかり)を叩き続けるフランスメディアのせいもあるのかもしれない。

 まあ特にレキップ紙は、アームストロング相手にはどうも客観性を失ってしまうところがあるようだ。なにしろ2006年ツール翌日の社説に、「アームストロングの偉業には敬意を払う。しかしMerciとは絶対に言わない」と書き捨てた新聞ですから……。

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2006年6月24日 (土)

各チームのリーダは??

 ツール・ド・フランスの参加21チームが、ぞくぞくとメンバーを発表し始めた。もちろん気になるのは、各チームのリーダー。バッソやウルリッヒがチームトップなのは1年前から分かりきっている事実としても、他のチームは誰がエースナンバー下一桁「1」を付けるのだろう。

<確定!>
■チーム CSC:バッソ(総合)
■Tモバイル:ウルリッヒ(総合)
■アスタナ・ウルト:ヴィノクロフ(総合)
■ケースデパーニュ:バルベルデ(総合)
■フォナック:ランディス(総合)
■ゲロルシュタイナー:ライプハイマー(総合)
■ラボバンク:メンショフ(総合)
■エウスカルテル・エウスカディ:マヨ(総合、山岳賞)
■クイックステップ:ボーネン(ポイント賞)
■クレディアグリコル:ハスホフト(ポイント賞)

<おそらく……>
■ダヴィタモン・ロット:エヴァンス(総合)
マイヨ・ヴェールを狙うマキュアンは、またまたチーム全体のアシストは受けられないらしい。

■ランプレ:クネゴ(ステージ優勝、山岳賞)
ツール初出場。経験を積みに来るか、ジロのリベンジを果すのか。

<どちら?>
■リクイガス:ガルゼッリorディルーカ(ステージ優勝)
■サウニエルドュバル:ミラーorシモーニ(ステージ優勝)
■ディスカバリーチャンネル:ヒンカピーorポポビッチ(総合)
■アージェードゥーゼール:モローorマンセーボ(総合、山岳賞)
■コフィディス:シャバネルorモンクティエ(総合、山岳賞)

<うーん、誰だろう?>
■フランセーズデジュー
マクギーの不出場が決まり、チームの狙いを急遽変える必要に迫られた。ジルベール、ジロ6位のカザール、スプリンターのエイゼルなどがリーダ候補。

■ブイグテレコム
やはり2004年にマイヨ・ジョーヌを来たヴォクレールがリーダーか。オールラウンダーのピノー、世界選手権銅メダリストのジェラン、ベテランのブロシャールなど、候補多数。

■ミルラム
ペタッキのいない今、トレインはツァベルのために走るのか?それとも全く別体制で行くのか。

※ツール仮出走リストはこちら

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2006年6月22日 (木)

チームプレゼンテーションまで1週間

 毎年ツールはグラン・デパールの前日、つまり金曜日の夜にチームプレゼンテーションが行われる。ただし今年は例外的に、全選手がお披露目されるのは木曜日。これは前日の6月30日に、ドイツW杯の準々決勝2試合が開催されるため。これで自国代表やお気に入りチームの試合時間を気にせず、選手たちもゆっくりファンの前で手を振ることができる。

 そしてストラスブールでのチームプレゼンテーションは、EUヨーロッパ共同体会議場前で行われる。リル川沿いにあるこの建物に、選手たちは船で登場するんだとか。

 さらにプレゼンテーション後は船でストラスブール市街地を巡り、最終到着地点はラ・プティット・フランス。木組みの古い町並みが残る、まるで童話から飛び出してきたようなメルヘンチックな一角に、カラフルなジャージが舞い降りるのだ。

※出場選手「仮」リストはこちら

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FESTINA Presents ツール開幕直前イベント参加者大募集!

今年もJ SPORTSではツール・ド・フランスをより楽しむための直前イベントを開催します。 ゲストにJ SPORTSサイクルロードレース中継解説でお馴染みの今中大介さん、栗村修さんとSaschaを招いて、ツール・ド・フランスの見どころや楽しみ方を存 分に語っていただきます。サイクルロードレースを愛してやまない3人が繰り広げる熱いトークライブを間近で感じ、今年もツール・ド・フランスを満喫しよ う!

詳しくはJ SPORTS STYLE Webサイトにて

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2006年6月19日 (月)

ツール前最後のプロツールランキング

 6月18日のツール・ド・スイス終了後、第16弾プロツールランキングが発表された。4月23日リエージュ~バストーニュ~リエージュから約2ヶ月首位を守りきっているのは、スペインのバルベルデ。ツール・ド・フランスには、プロツールリーダーの証「ホワイト・ジャージ」で乗り込む。もちろんツール期間中に総合首位に立った場合は、マイヨ・ジョーヌが最優先される!

1 VALVERDE BELMONTE Alejandro(スペイン、ケースデパルニュ) 195
2 BASSO Ivan(イタリア、チームCSC) 138
3 BOONEN Tom(ベルギー、クイックステップ) 132
4 SCHLECK Frank(ルクセンブルク、チームCSC) 120
5 JAKSCHE Jorg(ドイツ、アスタナ・ウルト) 110
6 BALLAN Alessandro(イタリア、ランプレ) 105
7 SINKEWITZ Patrik(ドイツ、Tモバイル) 90
8 SANCHEZ GONZALEZ Samuel(スペイン、エウスカルテル) 89
9 CANCELLARA Fabian(スイス、チームCSC) 87
10 CUNEGO Damiano(イタリア、ランプレ) 86

※詳細ランキングはこちら

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2006年6月16日 (金)

土肥志穂×綾野真 ツール映画公開記念トークライヴ開催のお知らせ

J SPORTSツール・ド・フランス中継でおなじみの土肥志穂さんと、サイクリングタイムの綾野真さんのトークライブが開催されます。毎年現地で取材を行う記者ならではのお話しが聞けると思いますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

ビバ! ツール映画公開記念トークライヴ!

「人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか」 著者ジャーナリスト 土肥志穂
CyclingTime.comプロデューサー フォトグラファー 綾野真

ツール・ド・フランスの現地取材に通う2人だからこそできる、ツールのぶっちゃけトーク。「ツァベルって実際どんな人?」、「バッソにツール総合優勝の勝機はあるの?」などなど、今年のツール開始前に知っておけば、今年の夏をさらに楽しめる内容盛りだくさん!6月16日発売の「人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるか」に収録された2人の対談を生でお見せするだけでなく、さらに突っ込んだ内容でお届けします!乞うご期待!

●日時:6月20日(火)23:00~24:00
●場所:UPLINK FACTORY(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル TEL03-6821-6821)
●入場料:当日の映画を御覧になった方は映画料のみでトークライヴは無料、トークライヴのみの場合500円
●問い合わせ先:アップリンク(梅園)TEL03-6821-6821

○6月20日(火)上映予定○
13:50 OVERCOMING
16:10 マイヨ・ジョーヌへの挑戦
18:30 OVERCOMING
20:50 マイヨ・ジョーヌへの挑戦

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2006年6月14日 (水)

ツール公式プログラムでました

Guide  ついに2006年ツール・ド・フランスのオフィシャルプログラムが完成!フランスのキヨスクにこの本が並び始めると、ツールの季節が近づいていることを感じます。お隣の国のサッカー世界大戦に盛り上がっているフランスですが、徐々に黄色モードへと移行していくのでしょう。

 「A qui le Tour?=ツールは誰のもの?」と銘打たれた表紙では、6つの手がマイヨ・ジョーヌを引っ張り合っています。ちなみに手が6本というのは、総合争いそうな選手が6人というのではなくて、おそらくフランスの別名が「六角形」だから。

 中身は全てのコース分析からチーム紹介、そしてもちろんバッソ、ウルリッヒ、ヴィノクロフ特集!面白そうな部分を見つけたら、追ってご紹介します。

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2006年6月 8日 (木)

ツール選手の「脳内」を見る

 日本では「Overcoming」と「マイヨ・ジョーヌへの挑戦」というツール・ド・フランスを描いた2本の映画がこのほど上映されるが、ツールの本場フランスでは本日、「DANS LA TETE D'UN CHAMPION(チャンピオンの頭の中)」という短編映画の試写会が行わた。

 ASO(ツール・ド・フランス開催委員会)が協力して製作されたこのアメリカ映画は、「頭の中」というタイトル通り、走っている選手たちの脳内に注目したもの。脳の各部分はどんなふうに反応するのか、脳内神経と体の神経はどう連携するのか、勝負に挑む前の精神状態は、等々を解説した科学教育映画なのだ。しかし脳の断面図やら科学用語が容赦なく登場する一方で、ツールや自転車に関する解説は非常に初心者向け。これはアメリカ資本がアメリカ人向けに作ったからなのかもしれない。

 ちなみにプレス担当の内緒話によると、映画は2003年のツールを舞台としているが、実は2004年9月にピレネー山脈にエキストラを集結させて取り直したシーンもあったんだとか。それにしてもIMAXという特殊レンズで撮影され、プラネタリウムのような球体の映画館天井に映し出された山岳ステージは、めまいがするほど壮観。

 さて、果たしてこんな面倒くさい映画が、日本にもいつの日か上陸するのだろうか?メイキングオフと予告編をぜひJ SPORTSでも放送して欲しいな……、というのがASOプレス担当者の願いのようだ。いかがでしょう?

※「Overcoming」と「マイヨ・ジョーヌへの挑戦」に関してはこちら
※「DANS LA TETE D'UN CHAMPION(チャンピオンの頭の中)」に関してはこちら

by Asaka MIYAMOTO

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2006年6月 3日 (土)

Astana-Wurthチーム誕生!

 マノロ・サイス監督のドーピング関与事件で、リバティーセグロスがスポンサー撤退を表明したのは5月25日のことだったが、6月2日、早くも新たなスポンサーと共にチームが再出発できることに決まった。新スポンサーの名はAstana(最後のaの上には´のアクセント記号)。噂にも上っていたとおり、ヴィノクロフの母国カザフスタンのスポンサーだ!

 しかもアスタナとは、カザフスタンの首都である。つまり日本で言えば、東京がチームを持つようなものだ。さすが大統領がヴィノクロフに直接支援を確約しただけあって、こうして石油などの地下資源で財政が潤っている一自治体が3年契約を結ぶことになったそうだ。ちなみにヴィノクロフが生まれたのはPetropavlovskという、アスタナより北方、ロシア国境に近い町。

 気になるジャージは、やはりカザフスタンカラーの水色&黄色に変わったりするのだろうか。どうやらアスタナのシンボルマークも水色&黄色(+赤)となっている。

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2006年6月 2日 (金)

ラスト1ヶ月

 あと1ヶ月でツール・ド・フランス開幕!ジロが終わったばかりだというのに、すぐに真夏の自転車界最大イベントが始まります。ツール公式HPも、例年より半月以上も早く、各ステージの断面図やタイムテーブルをUPして準備万全!絶対に新しい王者が登場する今年は、開催本部も気合入ってますよ~。

 ちなみに6月に入ったというのに、フランスはセーター&上着が必要な寒さ。まさか今年は冷夏……?(ウルリッヒ危うし)

※2006年ツール全体図はこちら
※各ステージの断面図はこちら。右側の各ステージ名をクリック。

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